『自分の私生活は公開しないくせに、受講者の私生活を知りたがる講師ばかり…怒…、そこで迷物講師は不平等な関係を改める為に、自分の私生活を積極的に公開しま~す…ハイ!…』
2009年(平成21年)に書いたメッセージです。
(1)
景気の減速を受け、恐慌や資本主義のありかたを扱う「骨太の経済書」が売れてるらしいですね。
去年12月に発売された「資本主義はなぜ自壊したのか」(中谷巌著、集英社インターナショナル)は、発売2カ月で10万部に届く勢いだとか…。
経済書は全部で1万部配本されればいいほうなので、2カ月で10万部は、やっぱり異例の売れ行きなのでしょう。
(2)
中谷さんの「資本主義はなぜ自壊したのか」は、去年のうちに買っておいて、お正月に読みましたが、構造改革の急先鋒であった著者の「懺悔(ざんげ)の書」というのが購入の動機でした。
へー! 経済学者が謝るのはめずらしいな~!と…。
(3)
でも読み進めて行くうちに、この本は、立派な「経済学の教科書」になることを発見しました。
「骨太の経済書」で済ませるのは、もったいないです!
ブログが発達した現在、リーマン・ショック、格差社会、グローバル資本主義など、単発的な知識を詰め込むことはいくらでも出来ます。
でも、アダム・スミスから現代の新自由主義に至る経緯を歴史的・体系的に学ぶことは、ブログやネットでは相当難しいです。
その点、中谷さんの「資本主義はなぜ自壊したのか」は、歴史的・体系的にこれらを全部学べます。
経済学も社会科学である以上、歴史的・体系的知識を踏まえた上で細かい知識を勉強しないと、すぐに「おさとがバレ」ます。
宅建試験における法律の勉強と同じですね!(笑)
※
アマゾンの書評を読むと、この本にケチをつける人がいます。
単発的な知識だけを売りにしている経済学者のネタミかな?
私は、宅建関係者が教科書とするには、右に出る本はないと思いますが…。