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取引士の名義貸し


『自分の私生活は公開しないくせに、受講者の私生活を知りたがる講師ばかり…怒…、そこで迷物講師は不平等な関係を改める為に、自分の私生活を積極的に公開しま~す…ハイ!…』



私が宅建試験を受けたのは、取引士の名義貸しをする(名義貸し料7万円)ためでした。

「名義貸しは犯罪とまでは言えない。事務の禁止処分にとどまる」 ということで実行しました。
絶対バレないようにと、その会社の健康保険にまで加入したのを覚えてます。

当時は、
三井物産に35年間在職し、華々しい業績をあげた後、78歳で財界人から初めて国鉄総裁になった石田禮助さんの、「私は粗(そ)にして野(や)だが卑(ひ)ではない」という言葉が、カッコイイ男の代名詞として流行してましたが、名義貸し料7万円は、その言葉をしのいでいました。

車一台でバッタ屋商売(良く言えば雑貨販売業)をやりながら司法試験の勉強をしてたんですが、商売はほとんど儲からず、うちの奥さんに食べさせてもらってる状態でした。
子供は生まれたばかりだし、とにかく「あぶく銭」が欲しかったんです。

「私は粗にして野だが卑ではない」、
この言葉を実行できるのは、小さい子供がいない時かも知れません。
子育て中のビンボーは超きつかったです。

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2004年02月18日(水)記
2023年06月15日(木)追記
2023年11月23日(木)追記



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