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父の日に寄せて


きょうは「父の日」ということで、子どもが父親に感謝する日らしいですね。

はたして、感謝されるようなことをして来たのか、と考えてみました。

(1)

私は常々、母親の役割は単純明快でいいなと思って来ました。

子どもに対して「絶対的な安全基地」を提供してやればいいのです。

これが母性なのだと思います。

(2)

対して、父性という言葉はあるものの、私には、父親の役割が何であるか全然明らかでなかったです。

不明確なまま試行錯誤していたら、子どもたちは成人になってしまいました。

(3)

子どもたちが小学校のころは、友だちのような父子関係を築くのが父親の役割だと思っていました。

そう思って、運動会は当然のこと、授業参観にも欠かさず出席しました。

バスケ(娘)やサッカー(息子)の試合があれば、平日でも応援に行きました。

家の中では一緒にゲームをやり、中学1年生までは、娘ともお風呂に入りました。

(4)

もある時、ふと疑問を感じました。

これじゃ「わが家に母親が二人いるのと同じじゃん!」。

友だちのような父子関係じゃ、「絶対的な安全基地」の提供が使命の母親とどこが違うのか? という疑問です。

母親が二人いるような家庭は、はたして健全なのか? という根本的な疑問でした。

(5)

それからが試行錯誤の連続で、今に至っています。

今は、「母性の逆を行く」のが父親の役割なのかなあ? と漠然と思っている段階です。

「絶対的な安全基地」を提供するのが母親なら、「世間はそんなに甘いもんじゃネェーぞ、ゴラァー!」と突き放すのも、父親の役割ではないかと…。

(6)

母親・父親を問わず、
親たる者には「子どもたちに夢を与える」基本的な使命がある!
というのが私の信念
です。

その信念と、「世間はそんなに甘いもんじゃネェーぞ、ゴラァー!」という私の態度は矛盾するようにも思えるし、いまだ試行錯誤の連続です。

この記事を読んでくれているお父さん、どう思いますか?

平成20年6月15日(日)記

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