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オススメの宅建試験対策 - 特に直前期

(1)読み・書き・計算

昔から、「読み・書き・そろばん(現代風に表現すれば計算)」が、どんな勉強をするにも基本とされています。

この「読み・書き・計算」の基本、現代の脳科学や心理学でも新しい研究成果がどんどん出てきています。

今回は、その辺の話を、宅建受験者のかた向けに書きます。

これから書く事は、独学で勉強するかたにも、予備校の世話になっているかたにも当てはまります。
なかには、直前期にこそ、最大の効果を発揮する話もあるでしょう。

(2)読み

宅建試験で「読み」といえば、当然のことながら、参考書・問題集などを読むことですね。
でもほとんどの皆さまは、参考書・問題集などを「黙読」しているだけではないでしょうか?

「黙読」でも読まないよりマシなのは確かですが、私は、ぜひ「音読する」ことをオススメします。
つまり、参考書・問題集などは、ご自分で声を出して読む(「音読する」)のです!

(イ)理由1…脳科学者の定説

脳科学者の間では、前頭前野(ぜんとうぜんや。おでこの裏側にある脳の部分)を活性化することで、脳全体が活性化するという学説が定説になりつつあります。

そして、前頭前野を刺激する一番の方法が、声を出して読む(「音読する」)ことだ、と言うのです。

川島隆太先生などのグループは、「黙読」では脳は文字情報(視覚情報)を使っているだけだけど、「音読する」と、音として言葉に変えてから口に出し、さらにその情報が耳からも聴覚情報として入るそうです。

そうすると、「音読する」ことは「黙読」で済ませていることと比べ、3倍も前頭前野を活性化させるそうです。

(ロ)理由2…私の娘の体験

私の娘が大学受験する際、国語の長文読解がどうも苦手で困っていた矢先、偶然、前述の川島先生の著書に触れ、約1週間だけですが、死にもの狂いで「音読する」ことを愚直に実践したそうです。

その効果はテキメンで、今でも、そのお陰で志望大学に入学できたと述懐しています。

なお、「読み」(「音読する」)の欠点は、声(喉)に自信がある人でも、最初は10分しか続かないことです。
でも、今日は10分・明日は20分・明後日は30分という具合に慣れて来ます。
ここに慣れれば、直前期にこそ、最大の効果を発揮するのが「読み」(「音読する」)です。

上で書いたように、「音読する」ことは「黙読」で済ませていることと比べ、3倍も前頭前野を活性化させるので、人によっては、直前期の残り時間を実質3倍に出来るかもしれません。

(3)書き

次は、「読み・書き・計算」の「書き」についてです。

書き」も、前頭前野を刺激する方法として非常に効果が高い、というのが脳科学者間での定説です。

(イ)理由1…脳科学者の定説

「黙読」だけだと脳は文字情報(視覚情報)を使っているだけですが、「書き」を加えると、目的をもって指先を使うことになります。

目的を持った指先の使用は、料理人の包丁さばきの見事さやピアニストの見事な演奏が物語っているように、前頭前野が普通の人より刺激された結果だそうです。

ま、学者さんはこのように主張されるわけです。

(ロ)理由2…迷物講師の昔の体験

私は小学校時代までは48人クラスで3番前後の成績を保っていたのですが、中学校時代は見事な劣等生に成り下がってしまったので、中間テストや期末テストでは、前夜にカンニング・ペーパーを作って試験に臨むのが、ほとんど常でした。

でも、そのカンニング・ペーパーを実際に使って点数を水増しした記憶はないです。
いま思うと、目的を持った指先の使用が効果を発揮したのではないかと…。

なお、「書き」の欠点は、時間が掛かることです。
したがって宅建試験では、参考書・問題集などの「複雑な部分」(例:登記と対抗要件)に限定して、「書き」を実行して下さい。

(4)計算

宅建で「計算」が必要とされるのは、報酬額・建ぺい率・容積率の問題くらいです。
しかも小学生レベルの掛け算・割り算だけです。
だから、「計算」については宅建受験者には、あまり関係ないように見えますが、もう少し読んで下さい。

計算の重要性は、脳科学より心理学の話なのですが、「集中力」を高める手段として、大いに効果があります。

一時「百マス計算」なんていうのが流行りましたが(今でも流行ってる?)、あれは、小学生や認知症患者の集中力増強を図るのが(小学生の場合は集中力がある大人になれるようにする、認知症患者の場合は病気の進行を遅らせるようにする)最終目標だという学説があります。

心理学には「転移」という専門用語がありまして、普通の言葉に直せば、「ある一箇所が改善されれば、それにつられて、他の箇所も改善される」ということです。

宅建は、2時間の試験時間中、集中力がとぎれた時にポカ(ケアレスミス)が発生します。

これは受験者全員が経験することです。
ただの1秒も集中力がとぎれない受験者は一人もいないと考えて下さい。

そこで、どうすれば集中力をとぎれない状態にするか? ですが、誰にでも心理学的な「転移」効果があるので、ここだけを心配する必要は、そんなにないです。

今まで書いてきた、「読み」(音読)と「書き」を実行して頂ければ、その「転移」効果として、「集中力」も高まって来ることでしょう!


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