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高さ31メートル超


最後に更新した日:2021年09月17日(金)


宅建試験でも出題される建築基準法には、 「高さ31メートルをこえる建築物には、非常用の昇降機を設けなければならない」と定められていますね(建築基準法34条2項)。
なぜ31メートルなんていう中途半端な数字かと言うと、、、


平成14年に新装になった東京駅前の丸ビルについて、昔話を一席。
 
丸ビルが最初に建築されたのは明治23年(1890年)です。
地上9階建て高さ31メートルの雄姿は、何事につけても「大きさを表わす尺度」に使われてました。
 
私が子供の頃も、大きいタンカーが建造されると「丸ビル何個分」の大きさ、とか言われてました。
今で言えば、「東京ドーム何個分」っていう感じですね。
 
現在の丸ビルは、地上37階建て高さ180メートルと、昔とは全然違っちゃいましたが、「大きさを表わす尺度」として今でも丸ビルが使われるときがあります。
 
何だと思いますか?
 
宅建試験でも出題される建築基準法には、
「高さ31メートルをこえる建築物には、非常用の昇降機を設けなければならない」と定められていますね(建築基準法34条2項)。

なぜ31メートルなんていう中途半端な数字かと言うと、昔の丸ビルが尺度になってるからです。
 
なお「非常用の昇降機」とは、「火事の時に消防隊が消火作業および救出作業に使用するエレベーター」のことです。
詳しくは、宅建のテキスト(法令制限の教科書2-5 建築設備の安全性 88㌻)参照。

最初に投稿した日:2004年06月22日(火)

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