『自分の私生活は公開しないくせに、受講者の私生活を知りたがる講師ばかり…怒…、そこで迷物講師は不平等な関係を改める為に、自分の私生活を積極的に公開しま~す…ハイ!…』
2010年(平成22年)に書いたメッセージです。
(1)イントロ
人間が脳にインプットする一かたまりの情報を「コンテンツ」と呼ぶとすれば、テレビ・ラジオ・新聞・出版物と同様に、ネット上の情報もコンテンツに他なりません。
このネット上のコンテンツですが、最近ちょっとした変化が起きているのではないか、と感じています。
今日は、これについて書きます。
(2)ビジネス誌の健闘
テレビ・ラジオ・新聞・出版物等の旧来からのコンテンツは、インターネットが普及するにつれ、軒並み昔の勢いを失いつつあるのは、皆さんご存知の通りです。
携帯でも簡単に動画が見られるような技術の進歩が、ますますこの傾向に拍車をかけているようです。
例外は、これも皆さんご存知の通り、「ネットとの代替性がない」とされるコンテンツです。
よく言われるのはビジネス誌の健闘ですね。
「日経ビジネス」「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」「月刊プレジデント」のビジネス誌四天王は、ネットが普及しても部数が伸びているそうです。
(3)ビジネス誌もやがて衰退するか?
でも私は、現在のビジネス誌の健闘も、今のままでは長く続かないと思っています。
そもそもビジネス誌に、ネットでは得られないコンテンツを提供しているのは誰かと言うと、著名な経済学者・有名人等のいわゆる「識者」です。
でも彼ら識者は、原稿料の安さに不満を持っている人がとても多いと聞きます。
コンテンツをまとめて単行本として出版してもらったとしても、著作権料はせいぜい1割。700円の新書一冊で70円。一万冊売れても70万円にしかなりません。
だったら、「自分で直接コンテンツを売る」方がよっぼどマシだ! と考えるのは当然であり、インターネットの普及は、自分で直接コンテンツを売ることを、いとも簡単にしてしまいました。有料サイト・有料メルマガがそれです。
以上が、ビジネス誌の健闘も今のままでは長く続かないと思う理由です。
(4)識者の反乱か?
原稿料・著作権料の安さに不満を持っている識者が、「自分で直接コンテンツを売る」方向に反旗を翻しはじめたのは、事実です。
堀江貴文氏(ホリエモン)までもが、この2月から有料メルマガを発行するようになりましたが、「やっぱりな~」と思いましたよ。
このメルマガの購読料は月840円(週一回発行)ですが、私にはビジネス誌を一冊買うより、何倍もタメになります。
堀江氏の場合は1万人しか読んでくれなかったとしても、印税の6倍の収入があります。こちらからサンプル号を無料で読めます。
(5)一葉散って天下の秋を知る
少しの変化でも見逃さず、将来の対策を考える。これも私の仕事です。
そこで、さらに思考をめぐらしてみました。
・ 宅建講師が書くような普通のブログ
・ グーグルで拾えるような普通の情報
は、テレビ・ラジオ・新聞・出版物等の旧来からのコンテンツが衰退しつつあるのと同様の運命をたどる、ような気がしてなりません。
これは、他の宅建講師が書くブログの中身が「石ころ」という話じゃなくて、読者の皆さんが「普通のブログを読むヒマが無くなる」という事です。
金銭的に余裕がある人ほど、普通のブログになんか付き合ってる時間的余裕がない、という事になるのではないでしょうか?
言い方換えると、経済力による新たな情報格差が、原稿料・著作権料の安さに端を発した識者の反乱、という形で起きているのではないか?という事です。
私はこのような情報格差を、決して好ましいとは思いません。
でも月数万円を投資している私には、識者が書いている「有料サイト・有料メルマガ」は、全部がすごくタメになるのも事実です。
グーグルで拾えるような普通の情報じゃないことも、ほぼ事実です。
いろいろ書きましたが、今の私に出来るのは、せいぜい「石ころ」を量産しないことくらいなのかなあ~、と思ったりしてます。
言葉は悪いですが「貧者の娯楽」が私の記事では、あまりにも情けない!
2010年04月24日(土)記
2023年12月04日(月)追記
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