(1)
現在販売されている宅建講座は、通信だけでなく通学講座までもが、講義をまとめただけの図や表をモニター等に表示し、それを棒で指すなどして説明するだけの「はしょり講義」…。
残念だけど、これが現実。
(2)
ところで、(1)の「はしょり講義」を行う、塾・予備校等の宅建講師の中には、「病的なまでに理由にこだわる」のは良くない、と受験者に申し向けるヤツがいます。
(3)
でも、「病的なまでに理由にこだわる」受験者なんて、実際には存在しないんですヨ!
(4)
実体はこうです。
業界用語で「質問魔」と呼ばれる受験者がいます。
講師を質問攻めにする人です。
でも質問魔は、受講者として当然の権利を行使しているに過ぎません。
(5)
どういう場合に「質問魔」が出るか?
そこの塾・予備校等の教材に「理由がほとんど書いていない場合(講義で基本的な理由さえ言わない場合を含む)」です。
そういう予備校の「質問魔」に、そこの予備校の講師は、確かに手を焼いています。
講師は、そこでつい、あの人は「病的なまでに理由にこだわる」受験者だ、なんてグチをこぼしてしまうんですネ!
(6)
そこの塾・予備校等の教材に、理由がちゃんと書いてあれば、質問魔なんか出てきません。
したがって、「病的なまでに理由にこだわる」のは良くない、と大勢に向けて発信することは、「自分の関係する塾・予備校等の教材には理由がほとんど書いていない」と言っているのに等しいのです。
クチは災いのもと!(笑)