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楽に合格する話
日本語の「ねじれ」
日本語の「ねじれ」に鈍感な人が多いです。
(1)
「法律は知っていることは、現代社会において重要である。」
この文章には、初歩的な「ねじれ」があります。
「法律を知っていることは、現代社会において重要である。」
とすべきです。
(2)
じゃ、こんな文章はどうでしょうか?
「売主を宅地建物取引業者であるA、買主を宅地建物取引業者でないBとの宅地の売買契約において、宅地建物取引業法第37条の2の規定に基づく売買契約の解除に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。」
これにも「ねじれ」があります。
「売主を宅地建物取引業者であるA、買主を宅地建物取引業者でないBとする宅地の売買契約に おいて、宅地建物取引業法第37条の2の規定に基づく売買契約の解除に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。」
とすべきです。
私がこういう指摘をすると、「そんなの意味が通じればどうでもイイじゃん!」、と内心思っている人がいるでしょう。
そういう人は、来年も宅建受験者として「立派に現役」をやっていることが多いので、少し反省してくれればと思います。
ちなみに、上の「ねじれ」文章は、平成16年度宅建試験[問42]の本試験問題です。情けない!
平成17年7月2日(土)記
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