我々は恒温動物なので、暑いと、汗をかくことで体温を調節しようとします。
でも、汗をかき過ぎると、血液中のナトリウム濃度が低下してしまいます。つまり、体に必要な塩分が汗と共に出て行っちゃうわけです。
塩分が出て行っちゃうと、血漿浸透圧というやつが上昇してしまいます。
血漿浸透圧は体温調節機能を担っているので、血漿浸透圧の上昇は、必然的に、体温調節機能の低下を招いてしまうのです。
体温を調節するために汗をかくのに、汗をかき過ぎると、血漿浸透圧の上昇によって、かえって体温調節機能の低下を招いてしまう。
これが夏バテの正体です。
では夏バテ対策を…。
一つは、汗をかいても塩分が出て行きにくい体を作ることです。
そのためには、暑さの中で、わざとスポーツをやってみるといいです。
いわゆる「塩分の薄い汗」をかけるようになります。
でも、今年の宅建受験のためには間に合わないかも。
私は子どもの頃からの貯金(野球・柔道・山登り)もあって、「塩分の薄い汗」をかける体質です。
だから夏に強いです。
うちの子供たちもそうで、今の季節でも、エアコンをつけないで平気で本(マンガ)を読んでいたりします。
もう一つは、昔から言われているように、汗をかいたら、とにかく塩分を補給することです。
そして血漿浸透圧の上昇を抑えましょう。
それから、梅干しがオススメです。
夏バテして秋に後悔するより、多少高くても、おいしい梅干を一日3個くらい食べたほうがいいです。
昼食には毎日熱いラーメンを食べ、スープまで飲み干すのも手ですね。
魚の塩焼きを毎日食べるのも…。私なら鮎の塩焼きかな?
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暑さ対策のビールは、医学的には逆効果とのこと…。