したがって、スランプになる人には、
(1)頑張った!
(2)芽が出ないと感じている!
という、二つの要素が介在していることになります。
とすれば、スランプにならない方法は二つあります。
一つは、頑張らないことです。
でも、頑張らないと宅建に合格できないので、これは現実的じゃないです。
もう一つは、芽が出ないと感じないことです。
こちらには、有力な方法があります。
答案練習しなければイイです。
答案練習しなければ、自分の実力を感じることはありません。
実力を感じなければ、芽が出ないと思うこともないから、スランプはやって来ません。
もう少し話を進めます。
私は、予備校が開催する「模擬試験」に参加するな、と言っているのではないです。
ふだんの勉強で答案練習しちゃダメ、と言っているのです。
もっと言えば、過去問は解説を読みながらやれ、ということです。
受験者のほどんどは、
(イ)ちょっと勉強しただけで、出来るかどうか確かめようとします。
(ロ)早い時期に弱点を発見したいと思います。
そこで、参考書を少し読んだだけなのに、何も見ないで問題を解こうとするのです。
でもね、ちょっと勉強したくらいで確かめようとするのは、その人の弱さです。
不安に負けているだけ。
確かめても、実力が上がるわけじゃないです。
何も見ないで問題を解いても、弱点の発見が効率的にできることもないです。
弱点というのは、20個のうち1つか2つだから弱点なのであって、ちょっと勉強しただけの段階では、20個のうち15個くらいが不正確な知識のはず。
だから、「弱点が多すぎるなあ~」 と感じちゃって、逆に、スランプの引き金になるのです。
過去問は解説を読みながらやろう!
※
参考書を1~2回読んだ段階で、書いてあることが理解できずに落ち込んでいる人がいます。これはスランプとは言いません。単なる勉強不足か、その参考書が合わないかのどちらかです。
平成18年8月6日(日)記
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