(1)
宅建試験における基本とは何でしょうか?
電話サポートならまだしも、このような公の場で、一般的な答を出すのは極めて困難です。
なぜなら、『基本』という単語自体が非常に抽象的だからです。
誰でも、身近な人から、
・ 恋愛を成功させる『基本』って何?
・ 仕事を成功させる『基本』って何?
・ 景気を好転させる『基本』って何?
と質問されても、スグには答えられないでしょう。
それと同じ。
『基本』という単語が、あまりにも抽象的すぎるんですね。
(2)
さらに突っ込むと、基本という単語はその抽象性ゆえ、法則化(誰がやっても同じ結果が出るようにすること)ができません。
つまり、誰にでも当てはまる宅建試験における基本なんか、もともと存在しないということです。
(3)
もっと突っ込むと、基本という単語はその抽象性ゆえ、イロイロなジャンルに分かれます。
例えば、
・ 教材の選び方の基本
・ 勉強の心構えの基本
・ 法律の発想法の基本
・ 時間の使い方の基本
・ 民法的な知識の基本
・ 農地法の知識の基本
などイロイロです。
無能な関係者は、それらを全部ひっくるめて「宅建は基本が大切です」あるいは「基本的な問題を落としてはダメです」と言うだけでオシマイ。
というより、この抽象性を逆利用して受験者をケムに巻き、金もうけのネタにしてる人までいます。
(4)
結論として、私がこのような公の場で言えるのは、こうです。
基本という単語自体が非常に抽象的で、かつ、法則化ができない以上、結局は、基本は受験者自身が自分でつかむしかないです。
この記事を含めた私の著作物の全部は、そのヒントにして頂くために書いてます。
イロイロ読んでみて下さ~い!
平成21年 2月9日(月)記