(1)
毎年8月になると、ほとんどの受験者は、四択の過去問集を買って来てやり始めます。
でも、その人たちの多くは「落とし穴」にハマリます。
ここで「落とし穴」とは、この調子なら「直前に頑張れば何とかなりそう!」と期待を抱いちゃうことです。
(2)
四択問題は、マグレ当たりが4分の1あるので、勉強が少し進んで来ると、普通にやっていても、半分くらいは正解できるようになります。
そこで、「直前に頑張れば何とかなりそう!」、と期待を抱いちゃうんですね。
(3)
でもこの期待は、幻想に過ぎません。
宅建受験者の8割が抱く共同幻想です!
(4)
宅建を勝ち抜いた人には共通項がありまして、なんらかの形で、過去問を上手に料理していました。
成功率が一番高かったのが、最初に、四択問題を一肢ずつに分解したドリルをやる事でした。
しかも、その肢がなぜマルになるか、なぜバツになるかの理由が言えるようにしていました。
四択問題は、その後で、本試験の直前に、少しだけ、「問題形式に慣れる」ためにやった合格者が多かったです。
(5)
過去問をこのように料理すると、マグレ当たりを早い時期に知る事ができます。
結果、本試験でもマグレ当たりが非常に少なくなります。
これに気付かない人は、「本番ではニ択までは絞れるんだがなぁ~」、と愚痴が先行してしまいます。
人によっては何年も…。
(6)
宅建に合格した人と同じことを、30年以上もやってるオヤジからのアドバイスでした!
平成23年 7月26日(火)記
令和 3年 9月21日(火)追記
令和 5年 6月 9日(金)追記