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掲示板開設
掲示板が無いと寂しいということで、宅建倶楽部のホームページに掲示板を開設しました。
ご存じのように、掲示板には最大の危険があります。
「掲示板あらし」にあう事です。
そこで、去年ホームページを改良する時にもワザと掲示板を作らないこととし、メール等で個別相談に応じるボタンを付けるにとどめていました。
しかし、宅建の合格率が15%であることを考えると、宅建倶楽部のホームページを見て下さる方の大多数は、他の掲示板に書き込みをしたくても出来ない「普通の人」です。
ここで、普通の人とは、独学・通信で宅建資格に挑戦しているため、グチ・ボヤキの発言の場がない人を指します。
宅建の学校(通学予備校)に通えるのは、私の調査では受験者の2割(4万人)もいない恵まれた人です。
お正月3日間、宅建関係の掲示板をほとんど全部見て歩きましたが、こういう普通の人の意見をインターネットにのせ、世の中に広める役を果たす掲示板は全然ないと思うようになりました。
合格体験記を載せている掲示板はウンとあります。
でも、40点で合格したなんていう話は、普通の人にとっては、自慢話にしか聞こえないことも、ホントに有るのです。
ギリギリで合格した人の苦労話も、それはそれなりに参考になります。
しかし、受験者の環境は千差万別であり、零細企業に勤める人が覗いた場合、大企業のように直前に集中して学習する環境を得られなかったから落ちた、とグチを言いたくなるのです。
そんなグチを書き込み続けると、ほとんどの掲示板では「甘えるな」と一喝する人が必ず出てきます。
そこで、そんな普通の人の意見をインターネットにのせたくて、掲示板を作ることにしたのです。
昔サラリーマン時代、私はある企業で労働組合の役員をしていたことがあります。
経営者に「もっと賃金を上げろ」などと詰め寄る仕事です。
でも、当時から思ってましたが、本当に保護すべきは、組合さえ作れない未組織労働者なんですよネ!
そういう普通の労働者が大多数であり、しかも日本の経済を支えているという事実。
これと私の掲示板を結び付けたら、論理飛躍でしょうか?
平成13年1月7日(日)記
上の記事を書いてから11年経った現在では、上の記事で書いたことについて、だいぶ「心変わり」しています。
なぜそうなったかは、
「パブリック空間」と「プライベート空間」
を読んで頂くと、想像がつくと思います。
平成24年1月19日(木)追記
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