… 武士は食わねど高ようじ …
この言葉、少年時代から大好きでした。
真夜中、車は全然来ないのに、渡ろうとしている横断歩道の信号は赤です。
そんなに広い道じゃないです。
こんな時、読者の皆さんだったら信号を守りますか?
99パーセントの人は守らないで渡っちゃうでしょう。
でも私は、小学校の頃から絶対に渡ったことがないです。
夜、無灯火で自転車に乗る人が過半数を占めるのが日本の現状。
でも私は、小学校の頃から無灯火で乗ったことは一度もないです。
こういう風にやせ我慢すると、なぜか女の子にモテました。
私の育った地域(東京都新宿区四谷界隈)では、確実にモテました。
そうなると、「交通道徳やせ我慢」も続けないと男が立ちません。
今でも続けているやせ我慢の一つです。
たかがやせ我慢とアナドルなかれ!
女の子にモテた以外にも、思わぬ伏兵をもたらしてくれます。
やせ我慢は、続けると快感になります。
快感にまで高められたやせ我慢からは、プライドが芽生えてきます。
プライドからは余裕が生まれます。
車の運転に例えれば、ゆっくり走ること、車間距離を十分にとることが快感になります。
そうなると無事故・無違反歴が自然に重なっていくので、それも快感になってきます。
プライドがあるので、初心者や女性ドライバーにやさしくなれるのは当然として、バスやタクシーの運転手からも一目置かれるようになります。
余裕があるので、ピザを配達する原付バイクに追い越されても、笑っていられます。
大型トラックにアオられた時も、どうぞお先にと笑って進路を譲れます。
私に「交通道徳・やせ我慢」を教えたのは、父親でした。
うちの子供たちには、私のうしろ姿から伝わっていると思います。
2006年05月14日(日)記
2024年07月19日(金)追記