状況証拠では、宅建の合格率はあらかじめ15パーセントに設定されています。
一定の基準を満たせば何人でも合格させる試験じゃないので、宅建は、柔道のような個人競技と言えます。
また、宅建はパソコンを使ってする試験じゃないです。
堅苦しい法律用語を紙文書で読ませられる、極めてアナログ性の強い試験です。
昔から純アナログの世界では、表面的な合理性を追い求めると、逆に不合理になることが多かったです。
柔道・剣道・茶道・華道など「道」のつく習い事が、表面的な合理性を嫌うのはそのためです。
表面的な合理性が顔を出さないためにするのが「修行」というものでしょう。
そして、修行には必ず「苦」がつきまといます。
表面的な合理性(例:単なる「楽」)が顔を出さないようにするためだから、当然です。
宅建の勉強もまったく同じ。
ぜひ宅建道を極めて下さい。
パソコン学習の限界を感じ、自然に紙文書(本)が読めるようになるのを目指すのが、宅建道です。
平成18年5月16日(火)記