私は教材を安売りしません。
安売りしても売り上げは伸びないし、資格試験の教材は、マクドナルドのハンバーガーに似たところがあるからです。
一度値下げしたら、再び値上げするのは大変で、失う信用のほうが大きいです。
そんなワケで、最近では悪ノリして、私の教材の「ブランド化」を目指そうとさえ思っています。
笑いたい人は笑って下さい!
ところで、
「ルイ・ヴィトン」
「ヘネシー」
「ゲラン」
「クリスチャン・ディオール」
「ジバンシィ」
などの高級ブランドを、実は、スーパーのヨーカ堂が全部支配していたとしたら、皆さんはどう思うでしょう?
幻滅する人がほとんどでしょう。
でも、これと同じことが起きているのが現代です。
上のブランドをはじめ、現在40くらいの世界の高級ブランドが、一つの企業グループによって支配されています。
その企業体を、モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ(LVMH)といいいます。
グループを率いるベルナール・アルノーは、知る人ぞ知る財務のエキスパートです。
今や、非合理主義が支配してきたはずの職人技は、財務的な合理主義の前に完全に屈服してしまった感があります。
こうなると、ブランド品のブランドたる所以(ゆえん)は、「安売りしないことの一点」にしか残っていないようです。
私の宅建教材も、ブランド品にだんだん近づいてきたぞぉ!
LVMHのホームページ
平成18年8月18日(金)記