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たかが宅建されど宅建

宅建試験は法律の入門資格。
その意味では「たかが宅建」でしょう。

だけど入門資格ゆえの怖さもあります。
人生を左右する怖さです。
その意味では「されど宅建」かもしれません。

(1)

入門資格だからとタカをくくっていると「合格しにくい」です。
法学部出身者でも同じ。
これが怖さの1つ目です。

(2)

2つ目は、
タカをくくっていると、運良く宅建に合格しても「人生情けないし、つまんない」おそれが大です。

この2つ目は意外な盲点であり、誤解している皆さんが多いので、チョット掘り下げてみますネ。

事例1

「たかが宅建」と思い続けたまま、運良く合格したとします。
でも、法律の上位資格への道はかなり狭いものになるでしょう。

法律は、基本の積み重ねです。
何事も、基本(入門)をおろそかにした人に、先はないと思いませんか?

もし、
基本抜けが原因で上位資格に何回も跳ねられるとしたら、情けないですし、人生つまんないです。

事例2

「たかが宅建」と思い続けたまま、運良く合格したとします。
でも、思い通りの仕事をするには、かなりの困難が伴うでしょう。

法律の勉強は、自分で物を考えることの訓練です。
どんな仕事でも、自分で物を考えるのがヘタな人が、思い通りに出来る道理はないと思いませんか?

もし、
「寄らば大樹の陰」あるいは「長い物には巻かれろ」だけで食べられる仕事だとしたら、情けないし、人生つまんないです

事例3

「たかが宅建」と思い続けたまま、運良く合格したとします。
でも、それだけでモテることは、まずないでしょう。

法律は、他人を説得する術です。
どんな恋でも、説得されて初めて実るとは思いませんか?

もし、
説得しなくても実る恋じゃ、やっぱり情けないし、人生つまんない!


2007年12月15日(土)記
2023年11月02日(木)追記

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