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宅建受験者名簿 №2

宅建業者名簿 №1の続きです。

(1)

宅建受験者名簿からは、受験者の「一般的な動向」について、次のことが判ります。

1.平均受験回数
2.独学者の都市別割合(人口比)
3.女性のコンタクト率
4.悪意のある資料請求の数
5.1.~4.の年度別推移
6.その他

この名簿は、全国規模で16年間続けてきたとはいえ、しょせん個人商店のものです。

個人商店ならではのダイヤモンド情報もありますが、それを開示することはできません。
ライバルに「塩を贈る」ことになっちゃいますからね(笑)。

そこで以下では、毒にも薬にもならない情報を、少しだけ具体化してみたいと思いますが、ネット上で商売をしている人には、薬になる内容が含まれてるかもしれません。

(2) 平均受験回数

平均受験回数の数字は、年々、徐々にですが増加してます。
私の名簿では3回を大きく上回っています。

今年リベンジする人は、しょせん個人商店が集めた数字くらいに思っておいたほうがいいかも…。

(3) 独学者の都市別割合(人口比)

通学予備校がない地方に独学者が多いと思っている人が多いでしょうが、私の名簿では逆です。

人口比に換算しても、通学予備校が存在している都市での独学者のほうが多いです。

(4) 女性のコンタクト率

平成19年度の宅建受験者は、男性15万5千人、女性5万4千人でしたが、宅建倶楽部にコンタクトしてくれる率は、女性が半分を占めています。

ここでコンタクトとは、有料教材購入者に限らず、無料パスワードを請求して下さった方を含みます。

「女性に嫌われない」ことが、これからのキーワードとすれば、大満足の数字です。

なんちゃって単なる自慢話でしたね。
スイマセン!

(5) 悪意のある資料請求

これは主として、デタラメの住所・氏名で「無料パスワード」や「体験受講」を請求する人のことです。

何も書いていない「空メール」を送りつけてくる人なども含みます。

宅建倶楽部および善良な受験者のために、大手予備校より厳しい対処をしていると考えて下さい。

例えば「空メール」に対して…

「当方の事情により、このメールアドレスから送信された内容については、処理できません」

というメッセージが宅建倶楽部より送信されたときは、そのメールアドレスからのメールは、今後一切無視します。

ワルをするなら、メルアドを変えて再び「空メール」を送りつけるくらいの根性を持ちましょう!(笑)

(6) パスワードについて

(イ)

ネット上で商売をしている人は、一般に、お客さんの「囲い込み営業」をしたがります。

そこで、宅建倶楽部がパスワード請求コーナーを設けているのも、「囲い込み営業」をしたいからだ、と皆さん思っているでしょ?

でも、それはハズレです。

(ロ)

最初にパスワードを請求して下さった方は、その後、有料教材を買ってくれないのが、ほとんどです。

有料教材を買ってくれる人の多くは、パスワード請求を経ないで、いきなり買ってくれます。

だから宅建倶楽部の場合、パスワード請求コーナーを設けていても、それが「囲い込み営業」に直接つながることはないのです。

(ハ)

じゃなぜ、パスワード請求コーナーなんか設けているかと言えば、私が基本的に独学推進派だからです。

四択に過ぎない宅建試験では、過半数の人が独学で合格できると信じているからです。

過半数の人が独学で合格できるのならそういう人たちにツエ有料教材を使えと売り込むのは人の親としてどうも後ろめたさを感じちゃいます

子供たちの前でも、私はカッコいいオヤジでいたいです。

(二)

私の分析では、おおむね1万円以上の教材は「囲い込み営業」をしても、売上には、まずつながりません。

数千円の食べ物を売るのとは違います。

また資格試験の教材は、そもそも食べ物とは全然違う商材です。

おいしい食べ物は「囲い込み営業」でリピーターを獲得できます。

でも資格試験の教材は、素晴らしければ素晴らしいほど、リピーター(不合格者)が少なくなる宿命を負っているんですね。

ネット上で商売をしている人は、御自分の商材と価格とをにらめっこして、今日の記事を参考にされると売り上げ増につながるかも…。

アメリカの経営大学院やコンサルタントが教えてくれるのは、一般論に過ぎないようです。

平成20年 2月28日(木)記
平成22年11月 8日(月)追記



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