インターネットの発達と業界の将来性

きょうは、このブログを読んで下さっている他の講師に向けて書きます

宅建受験者の方が読んでも、ふだん威張っている(ようにみえる)講師の弱点をエグリ出す内容なので、オモシロイかもしれません(笑)。

(1)

インターネットが発達したことで、法律系資格試験業界の将来は暗いというのが私の診たてです。

(2)

私が講師を始めた21年前、「モノ」と「情報」は一体化していました。

宅建試験に合格するための「情報」は、出版物・予備校の校舎・講師の汗といった「モノ」からしか得られませんでした。

しかし、インターネットの発達は「モノ」と「情報」の分離を加速させています。

出版物・予備校の校舎・講師の汗といった「モノ」をあまり感じることなく、パソコンや携帯のスイッチを入れれば宅建合格に必要な、一応の「情報」が入ってくるのが現代です。

(3)

もっとも現時点では、「モノ」と「情報」の分離が完全になされているわけじゃないです。

そこで、「モノ」と「情報」の分離をすばやく察知した講師は、
・ 人に使われているよりはマシ
・ オリジナルの教材を開発すれば儲かる
などと考え、予備校を飛び出します。

こう考えるのは30代・40代の講師に多いです。

20代なら違う業界への転身も可能なので、飛び出すのは30代・40代がやっぱり多いです。

(4)

しかし、予備校を飛び出した講師に立ちはだかるのは、ここでもインターネットの発達なのです。

資格試験業界は、コンテンツ(情報)を売るビジネスです。

このビジネスの一番の弱みは、たとえオリジナルの新コンテンツでも過去のコンテンツと競合してしまうという点にあります。

A講師が予備校を飛び出して、いかに斬新な教材を開発しようとも、ベテラン講師が作った過去のコンテンツと競合してしまう、ということです。

(5)

インターネットがなかった時代は、斬新な教材を開発して、雑誌等に宣伝すれば、それなりに食べて行けました。

私など、住宅新報社の不動産受験新報に広告を出しただけで、食べて行けたのです。

なぜだと思いますか?

過去のコンテンツと競合しても、宅建受験者にはそれを知る手段がなかったからです。

私より10年以上も前から、大手にない斬新な教材を販売している講師は結構いましたが、インターネットがなかったので、受験者にはそれを知る手段はなく、結果、私の教材は過去のコンテンツと競合しないで済んだのです。

(6)

インターネットの発達とは、つまりは、グーグル・ヤフーなどの検索エンジン、フリー百科事典のウィキペディアなどが、世界中に存在するコンテンツ(情報)を整理してくれることです。

だから宅建受験者は、簡単にいろいろなコンテンツを比較することができ、その中には当然ベテラン講師のコンテンツが含まれるので、いかに斬新な教材を開発しようとも、過去のコンテンツと競合してしまうという構図です。

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過去のコンテンツと競合した場合、資格試験業界では、過去のコンテンツに軍配が上がるのが、ほとんどです。

なぜかというと、おそらく人間の保守性」と「コンテンツの性質(例:法律の基本構造・過去問は陳腐化しない)です。

クラシックの演奏会に行くと、いまだに、バッハ・ベートーベン・ショパン・シューベルト・シューマンのオンパレード!

現代作曲家の曲は、なかなか演奏されません。

これは、現代作曲家の曲が過去のコンテンツと競合し、現代作曲家の曲が負けているからです。

「人間の保守性」と「コンテンツの性質」を考えると、予備校を飛び出して、斬新な教材を開発しようとする講師は、この現代作曲家と同じ覚悟が必要でしょう。

(8)

最後にもう一つ。

過去のコンテンツと競合した場合、過去のコンテンツに軍配が上がるという事実は、アフィリエイトサイトを運営している講師・一般人にも当てはまります。

特に「人間の保守性」が無くならない以上、アフィリエイトサイトも「早い者勝ち」の傾向大です。

過去のコンテンツに軍配が上がるとすれば、昔からアフィリエイトをやっている人には、まず勝てません。

給料が上がらないおり、千円でも稼ぎたい気持はわかりますが、ほどほどに…。

もっと「別な時間の使い方」がないか、ここら辺で考えてみてはどうでしょうか。
地主様を儲けさせるだけです!

あまり言うと、私がグーグル八分にされちゃう。
あ~コワッ!

(9)

ここまで一気に書き上げて、これから、宅建10日間を煮詰める作業に取り掛かかりま~す!
では…。



平成20年6月21日(土)記

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