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「宅建の職人」と「現代の名工」の差

(1)

最近、宅建の「職人」「ひとり親方」などと言い出してしまった手前、
それらの定義が気になって、いろいろ調べている迷物講師です。

ひょんな事から、
私が愛用しているギターを作った会社の社長が、2005年(平成17年)の現代の名工に選ばれていたことを今さら知って、ビックリしています。

その名を矢入一男さん(1932年7月27日~2014年3月5日)と言います。ヤイリギターの社長です。

アコースティックギターを弾く人は、ご存知でしょう。

「イエスタデイ」を弾くときのポール・マッカートニーや、サザンオールスターズの桑田佳佑が愛用していることで有名なギターですね。

(2)

その矢入さん、こんな事を言っていました。

「いいギターを製作するためなら何でもする

ヤイリギターでは、完成したギターを直ぐには売らず、約3ヶ月間、品質保管室という所に置いておくそうです。

そこで何をするかというと、
完成したギター相手に、ステレオ装置を使って音楽を聴かせ続けるのだとか…。

「そのことが科学的に効果があるのか分からないけれど、ギターのために良さそうだからやっている!」と、ひょうひょうとしています。

(3)

矢入さんの「何でもする!」という言葉、私にはすっごく重みがありました。
宅建の職人と現代の名工は、雲泥の差だと思いました。

(Wikipedia) 矢入一男

2008年08月05日(火)記
2023年08月31日(火)追記



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