宅建合格の「夢」と「期待」

(1)夢

は、「実現できたら儲けもの」と思うこと。
夢を抱く本人は「当てにしてない」のが特長です。

宝くじを買うことは、「当たれば儲けもの」という夢の一種です。
「当てにしてない」ので、当選しなくても、平気でいられます。
宝くじがハズレて自殺する人がいないのは、そのためです。

宅建も、「受かれば儲けもの」と思って受験すれば、合格しなくても平気でいられます。

(2)期待

期待は、「この調子なら実現できる」と思うこと。
期待を抱く本人は「当てにする」のが特長です。

好きな女性がデートに応じてくれることは、「この調子なら結婚できる」という期待の一種です。
「当てにする」ので、結婚できないと、落ち込みます。
好きな女性に振られて自殺する男がいるのは、そのためです。

宅建も、「この調子なら合格できる」と思って受験すると、合格しないときスゴ~ク落ち込みます。

(3)現状

宅建は、「受かれば儲けもの」と思って受験する【夢受験者】が、「この調子なら合格できる」と思って受験する【期待受験者】より、断然に多いです。

【夢受験者】が【期待受験者】の2倍はいる、というのが私の実感です。

(4)予備校の戦略

予備校にとって【夢受験者】が多いのは、商売上良くないです。
実現できたら儲けもの」くらいの動機じゃ、予備校に高いお金を払ってくれませんからね。
そこで、あの手この手で【期待受験者】を多くしようと試みます。

予備校の息がかかったブロガーが、「宅建に合格するとこんなにいい事がありますよ!」とハヤシ立てたり、「わが社の講座をとれば合格なんか簡単ですよ!」というパンフを配るのは、そのためです。

(5)試験実施機関の戦略

試験実施機関は、逆に、【期待受験者】が多いと商売にひびきます。
運転免許の学科試験のように、「この調子なら合格できる」と期待する人ばかりになったら、宅建を1回しか受けてくれず、受験料収入が減っちゃうからです。

合格しにくい試験(合格率10パーセント台)にするのは、そのためです(他の理由もありますが今日は省略)。

(6)迷物講師の立場

私は、皆さんに「夢」を与える講師です。人生の楽しさを含めて「夢」を与える講師です。
根拠もないのに、宅建合格の「期待」を抱かせることは出来ません。
したがって、期待受験者を多くするなんていう事は一切しません。

勉強もしない受験者に妙な期待を抱かせ、合格を当てにさせてしまうことに、すご~い罪悪感を感じちゃうんです。

「受かれば儲けもの」と思う夢を、「この調子なら合格できる」という期待に変えてくれるのは、予備校でも講師でもないです。
他でもない自分自身ですよ!

平成20年 8月 9日(土)記
平成21年11月16日(月)追記
令和 3年10月21日(木)追記



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