※ A I が各生徒に合ったカリキュラムを提案
(1)
日本で一番長~く宅建講師やってる迷物講師のオンライン講座では、私が顔を出して講義したことが、30年間以上、一回も無いです。
なぜだと思いますか?
私の顔を映すと、受講者の目線が私の顔に持って行かれるので、そのぶん「受講者の集中力が低くなってしまう」からです。
オンライン講座で顔を出してる大多数の宅建の先生は怒るでしょうが、先生の顔出しのマイナス面、つまり「受講者の集中力が低くなってしまう」という「教育心理学的な学説」は、半世紀前から唱えられていました。
だから、半世紀前にはテレビが既に普及していたのにもかかわらず、教育界ではラジオ講座全盛期だったんです。
宅建試験業界でも、わたくし迷物講師が講師を始める前から、住宅新報社が弁護士を講師にしてラジオ講座を放送していました。
(2)
以上の事は、先生が顔を出しているオンライン講座の受講者の多くが、理由が判らないままに、感じていたはずです。
顔出し教材で勉強していて、なぜか「集中力が湧かなかった」宅建受験者のかたは、実感として分かっていますよね!
また、あと1か月で本試験という超直前期に、先生の顔が映っている教材で最後の仕上げをしていた皆さまは、「どうも集中力が湧かないなあ~」と、ほぼ全員が感じていたのではないでしょうか?
その結果として、わたくし迷物講師の今回の記事に興味を持ってくださったんだと思いますよ。
間違ってますか?
(3)
ま、話はホントに簡単なんです。
子どもの学習塾での勉強や宅建のような法律資格の勉強はですね、柔・剣道の段を取ったり、お茶・お華の名取りになるのと違って、「実技試験が無い」ですよね。
「実技試験が無い」のが理由で、テレビ(講師の顔が出る動画)よりラジオ(講師の顔が出ない音声)のほうが受講者の集中力が何倍も高まる、という半世紀も前から唱えられていた教育心理学的な学説と関連していたんですね。
ま、今回は失敗したっていいじゃん!
(4)
じゃ今回のテーマである「なぜ、迷物講師はオンライン講座で顔を出さないのか?」の将来性に関する話をして、この記事を終わりにします。
実はこの将来性は、すでに2018年にテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」で放送されていました。
そこでは近い将来、ほぼ全てのオンライン講座の先生は、人間ではなく A I (人口知能)に置き換えられる可能性があるとの事でした。
下のリンク先を見ると、そこではA I が 「遡行学習法」を伝授することになる、と書いてあります。そして「人間の先生は、 A I (人口知能)の指示にしたがって受講者に接するだけの助手」に成り下がってしまう、と結んでいます。
そうなったら、合格率80%~ほぼ100%と宣伝している「カリスマ気取りの宅建講師」は、全員が失業!
可哀そうで、わたくし迷物講師まで泣けてきますです。 ハイ!
参考リンク
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
迷物講師のオンライン講座