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頭でっかちの政治学者や評論家が見過ごしている点

人間は、ちょっとした感情のもつれで、行動が違ってくることがあります。

先日の衆議院議員選挙、我が家はみんなで自民党を応援しました。
生まれて初めての国会議員の選挙だった息子(20歳)も、同じでした。

しかし彼は、政党名は自民党と書いたものの、個人名では民主党の候補者に入れました。

選挙期間中、駅前で自民党の「藤田みきお」候補に握手を求めたら、彼だけ無視されたのだそうです。
一見して高校生にしか見えないので、忙しい候補者からすれば無理もないです。
でも彼は、それを根に持っていて、結局、個人名では民主党の「野田よしひこ」候補に投票しました。

私は、ただニコニコして見守るしかなかったです。
子供じみているなんて、決して言えません。

かく言う私も、ちょっとした感情のもつれで、しばしば行動が違ってきます。

例えば、郵政民営化法案をちゃんと読んで、それに賛成しているわけじゃないです。
そもそも感情的に、今の郵便局が嫌いなのです。

今日も何名かが、宅建10日間をハガキ(料金受取人払い)で申し込んでくれました。
信じられないかも知れませんが、9月8日の消印のハガキが、料金受取人払いだと、6日後の今日になって届くのが、今の郵便局の仕事なのです。

強く文句を言えば、本局の局長が謝りに来ますが、一向に改まりません。
早く民営化して、競争原理を取り入れなければダメです。

競争原理なんて、もっともらしいことを言っていますが、これとて、感情のもつれから発している言葉かも知れません。

ちょっとした感情のもつれで行動が違ってくる、私のような者の票も、考え抜かれて投じられた票も、一票は一票。
子供じみた感情とて、絶対に否定できないのが民主主義です。

頭でっかちの政治学者や評論家は、案外この点を見過ごしているのかも…。


平成17年9月14日(水)記

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