ひと昔まえ(10年以上まえ)の話。
私が住んでいた地域に、ドイツからの帰国子女がいました。
小学校に入学したばかりの女の子。
大人になったら、さぞ美人になるであろう、とても可愛い女の子。
今日はママとバスでお買物です。
渋滞で、バスがずいぶん遅れてます。
30分近く待って、真っ先にバスがやって来るのを見つけた彼女。
バスを指差して、「あっ、ブスが来たよママ!」と大きな声で叫びました。
ちょうどバスと並行して、二人のうら若き女性が、こちらに歩いて来ました。
二人とも、「何よこの子。可愛いくねぇーガキ!」っていう顔をしてます。
バス停に並んでいた他のお客さんも、「この子のお母さんは、どういう教育をしてるんだ!」という顔をしてたそうです。
ということは、バス停に並んでいた他のお客さんは、二人のうら若き女性の一方または双方がブスであることを認めた、と私は推論します。これが法律的な推論の基本です!(笑)
「その場にいた人たちは、誰も、ドイツ語の基本単語を理解していなかったのだろう!」と、迷物講師の知合いだった、その子のママ。
ドイツ語のバスのつづりは英語と同じで、 Bus と書きます。
でも発音は「ブス」なのです。
とんだ濡れ衣を着せられた将来の美人さん、令和の現在では、18歳の成人年齢に達した、超美人さんになっているであろう女性の話でした。
平成21年 5月15日(金)記
令和 4年12月 7日(水)追記