(1)
いま一番優先しているのは、「自分が本当に納得できる情報」の整理です。
形だけの整理なら、グーグルを百科事典代わりにすれば済みます。
でも、まだノイズ(石ころ情報)に邪魔されることが多いので、ここをいかに解決するかに挑戦しています。
(2)
なぜ情報を整理したいかと言えば、私の場合は、時間が最も貴重な財産だからです。
なぜ時間が貴重かと言えば、「あの世は絶対に無いと信じている」からです。
つまり、人生は一度しかないので、いままで生きてきた事について、自分が本当に納得できる情報をつかんでから死にたいのです。
(3)
ネットにデビューしたのは平成10年(1998年) = グーグルが創業した年 =ですが、その3年前の平成7年(1995年)に父親が亡くなりました。
私の父親は、1942年(昭和17年)から1979年(昭和54年)まで37年間、国家公務員を勤め上げた人間で、マジメ一徹のノンキャリア官僚でした。
その父親が亡くなる一週間前に、私にこう言いました。
「俺も、お前みたいな人生を送ってみたかったな!」
この言葉は、私の人生最大と言っていいほどのショックでした。
と同時に、父親からの最後のプレゼントだと思いました。
マジメ一徹の父親の背中を見て育ったわりには、「小さい頃から何事も長続きせず不真面目な生活をしてきたのが私です」。
だから、いつも何かにフラフラしている自分には、常に負い目を感じていました。
それが、「俺も、お前みたいな人生を送ってみたかったな!」ですからね。
すごく勇気づけられましたよ!
私が宅建講師界の異端児として、国土交通省さえ「へ」とも思わないようになったキッカケは、この父親の最後の言葉だったように思います。
(4)
マジメ一徹で37年間公務員を勤め上げた父親でも、最後の最後にはそう言うんだ!
それから私は、自分が今まで積み上げてきた常識とか勉強などのすべての情報について、結構インチキな部分が多いかもな? と真剣に考えるようになりました。
そう考えたとき、「あの世は絶対に無いと信じている」と信じている別な要素をも加味すると、「自分が本当に納得できる情報」をつかんでから死にたいと思う自分の姿が、より鮮明になってくるのであります。