(1)ズッコケ1
2010年暮れ、とある美容院での美容師と私のムスメとの会話。
(美容師)
…それで、初詣どこへ行くんですか?
(ムスメ)
…家族で「徳之島」に行くの。
(美容師)
…いいですねぇ。何泊するんですか?
(ムスメ)
…日帰り。そんでね、帰りは中華街で御馳走食べるの。
(美容師)
…?????
ムスメによると、この美容師さんは、ニコニコするだけで、それ以上何も突っ込まなかったとの事。
客商売は、大変だなと思いました。
正解は、初詣に行ったのは神奈川県の「江の島」にある江島(えじま)神社です。
ムスメは、私の母親譲りの天然ボケなのです!
(2)ズッコケ2
2011年元日午後2時頃、片瀬江の島のコインパーキングに車を置き、徒歩で橋を渡り江の島に入りました。
そこは、江島神社の狭い参道になっていて、飲食店やお土産屋がひしめき、参拝客で大混雑してました。
私たち家族が、ある飲食店の前をやり過ごして30秒も経たないうちに、大騒ぎが始まりました。
その店から火が出たのです!
一時は、周囲の皆んなが命の危険を感じる程のパニックが起きました。
消防車は何十台と来るし、上空には報道機関のヘリコプターが早速取材に現われるなど、それはそれは大変な状況でした。
もう本土側(片瀬江の島)には戻れません。
江島神社の参拝客の長い列も全然進みません。
こういう時は司令官(私)の決断が大変重要になります。
「よし! 江島神社は諦めよう。山の中腹に名物の『しらす丼』を食べさせる店があるから、そこでこの軟禁状態をやり過ごすぞ!」との私の号令のもと、ま、全員がそうしたのですが…。
約2時間ほど山の中腹で時間をつぶし、副司令官(奥さん)の提案で、初詣先を、鎌倉の大仏さんに変更することにしました。
そろそろ火事騒ぎも収まっただろと参道に戻ると、まだ通行規制が敷かれていて愕然!
警備のガードマンに、参道を通らないで本土側に戻れる裏道を教えてもらったものの、そこは、急傾斜地危険区域に指定されている幅1メートルくらいの道で、やっと片瀬江の島の駐車場にもどったのは5時を過ぎていました。
(3)ズッコケ3
鎌倉の大仏さんは、最近オバマ大統領もお参りに行っているので、天然ボケのムスメも知っていました。
湘南方面の地理にも超詳しいベテラン運転手(私)の運転で、周囲の大渋滞など物ともせず5時25分に、大仏さんに一番近いコインパーキングに車を入れ、ムスコやムスメに鎌倉時代のウンチクを垂れながら、5時30分に大仏さんに到着。
そこで、第3のズッコケが…。
2011年1月1日の拝観は「5時30分で終了です」との告知文。
をいをい、元旦くらいもう少し遅くまで開けておけよ!
(4)今年は激動の年になる予感
どこの神社仏閣にも全然おさい銭をあげて来なかった初詣になってしまいました。
今年は、いい意味でも悪い意味でも、激動の年になる予感がします。