(1)
きのう7月1日から宅建試験の受付が始まりましたが、いかがお過ごしですか?
受験予定者の半分がすでに本格的な勉強体制に入り、残り半分がこれから、というところでしょうか。
(2)
実を言うと、私は3月14日から極度のウツ状態でした。
3月14日は何の日かと言えば、福島原発3号機が爆発した日です。
その日の午後は、日本のテレビ局はどこも3号機爆発のニュース映像を流していましたが、「大したことないな」という感じでした。
夜になり、宅建倶楽部のスタッフから連絡が入りました。
いわく、「アメリカ・ヤフーのトップページに3号機爆発の映像が出ているけど、日本のテレビ局の映像と迫力が全然違う! まるで核爆発みたい!」とのこと。
確かめてみるとナルホド・ナルホド!
何なんだよう!
政府・マスコミ・東電そろっての、この隠ぺいは!
私が極度のウツ状態になったのはその瞬間です。
もともと私は、政府・マスコミ・大企業を信用できない性質(たち)でしたが、彼らも日本国民である以上、昔のナチスのように、あからさまに国民の命までは取らないだろうと信じていました。
3月14日のその日まで、信じていました。
それが裏切られた瞬間が、あのアメリカ・ヤフーの映像だったのです。
このままだと俺の家族の命も危ない!
俺の人生は一体何だったんだ!
この野郎!!
バカヤロー!!
(3)
医者に行かなくても、この極度のウツ状態がようやく治ってきたのは、5月中旬です。
したがって、3月14日から5月中旬までは、受講者の質問に答える以外、コンテンツの作成など宅建講師・教材執筆者としての仕事は全然できませんでした。2か月間引きこもっていたようなもんです。
もしかしたら、受験予定者の皆さんの中にも、程度の差こそあれ、私と同じような経験をした方がいらっしゃるのではないでしょうか?
(4)
私は、今でもウツ状態が完治したわけじゃないです。
でも「災い転じて何とやら…」ということでしょうか。
平時だったら考えもつかないであろう「宅建コンテンツのアイディア」が浮かぶなど、以前よりプラスに転じた面もあります。
今回の原発事故の影響を受けたけれど、これから本格的に勉強する気になっている皆さんにも、平時だったら考えもつかないであろう「短期合格へのヒラメキ」が訪れますように!(祈)