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1964年の東京オリンピックの少し前(1962年。昭和37年)、現在の地下鉄広尾駅近くに、ナショナル麻布(National Azabu)という外国人のためのスーパーマーケットが開業しました(当時から日本人も自由に入れました)。
(2)
以来、ナショナル麻布は元気に営業してます。
ただ、現在の経営母体は某社に変わっていて、この某社、電通や博報堂と緊密な関係にあります。
ということは、東京にある大手マスコミ関係者で、このスーパーを知らない人はいない、ということです。
(3)
3月の原発事故以来、私および私の周辺は、6ヶ月以上、徹底的な放射能防護対策を続けてます。
そんな折、夏には、役員報酬日本一で話題のカルロス・ゴーン日産自動車社長兼CEO(最高経営責任者)が、夫人と離婚騒動中で、今は一人暮らしのようだというウワサが耳に入りました。
そのゴーンさん、日本人の運転手を連れて、頻繁にナショナル麻布で買物をしているという目撃談もあります。
さらに9月になると、そのナショナル麻布では、イオンもヨーカ堂もまだ決断出来ないでいる「食材のベクレル表示」が完了している、というウワサがネット上で広まりました。
以上のような情報が入れば、私のようなニブイ人間でも、ピ~ンときます。
それが、タイトルの「外国人だけは放射能の少ない食品を食べているのかな?」という疑問です。
(4)
9月17日(土)、宅建倶楽部は休みなので、早速現地調査に赴きました。
ナショナル麻布には久しぶりに行きましたが、相変わらずお客さんの半分は外国人でした。
結論を言えば、ナショナル麻布では「食材のベクレル表示」が完了しているというウワサは嘘でした。
正確には、生産者が独自に検査したベクレルの証明書を「店に張り出しているだけ」です。
そんなに広くない店内を一時間以上かけて見てきましたが、
・ 生野菜
・ 魚、ひもの
・ 肉
は、イオンやヨーカ堂と同様に、関東産・国産を平気で売ってました。
ま、外国人も日本人の庶民と同じ放射能が入った食品を食べている、ということです。
麻布や六本木周辺に住むお金持ちも、庶民と同じく放射能汚染されているでしょう。
政府の高級官僚やNHK・大手マスコミに勤務する人たち、その家族も同じでしょう。
現時点では、差別がないので、ひとまず安心しました。
(5)
でも私は、同時に寂しさも感じました。
「ガンになりたくなかったら、和食から遠ざかるのが現在の最善策なのかなぁ~」という寂しさです。
・ 生野菜
・ 魚、ひもの
・ 肉
私はいま、
・ 生野菜………九州産・沖縄産・四国産
・ 魚、ひもの… 外国産
・ 肉……………外国産
以外、全然買ってません。
外食も、この半年ゼロです。
でも日本人なので、味噌汁・おすまし・うどん・ソバは欠かせません。
お鍋もタマにはつつきたいです。
でもそれらのダシって全部、海が汚染されているカツオと昆布からとるんですよね!
※
上に載せた写真は、9月17日(土)にナショナル麻布で買ってきた食品。スイカとイチゴはカリフォルニア産。bitter melon(にがうり)は長崎産。このほかに、カリフォルニア米も買ってきましたが、現在出回り始めた日本産新米より少し高かったです。