eラーニングでの宅建受験…まだ使い物にならない

やがてeラーニングが普及する予感がしますが,現在は,宅建試験など資格試験の教材として利用されているeラーニングは,まだ使い物になりませんね。
 
eラーニングの技術には,大別して,第1段階〜第3段階まで有りますが,資格試験の教材に利用されているのは,初歩的な第1段階です。
 
これはWBT(Web-Based Training)という技術を使った自己学習です。
学習者は,インターネットから資格学校・スクールのWBTサーバーにアクセスして学習するスタイルですが,次の大きな欠点があります。
 
(1)
パソコン画面を眺めるだけなので,学習意欲の持続が非常に難しい。
(2)
教材を追加・修正する際にプログラムの開発作業が発生するので,コストを低減出来ない。
 
(1)の欠点は致命的です。
そこで「メンタリング」と言って,インストラクターがメールによるアドバイスを行うことで解決しようとする予備校・学校が有りますが,インストラクターの人件費をかけるならアナログに逆戻りです。
しかも 「コストを低減出来ない」という(2)の欠点をますます助長してしまうし,インストラクターの質を確保できるかも大きな壁です。
 
(2)の欠点
については,現在,NECやNTT−Xなどの企業が,プログラムの開発作業をしないで済む安価な「WBT技術」の開発に必死です。
3年もすれば,宅建倶楽部でも利用できる技術が実現するかも知れません。
 
それまでは,私がもっと頑張ってみようかと思います。
例えば,全部の過去問題1330題分の解説とドリルを1枚のCD−Rに焼いて,希望者に無料配布しちゃうのなんて,今年からでも出来ちゃう事です(お約束出来ませんが)。

平成14年2月27日(水)記



上の記事を書いた5年前に比べ,宅建倶楽部でさえ,無料の画像・音声を皆さんに利用して頂ける時代になりました。
宅建試験の教材としてのeラーニングの将来性は,暗いかも…。
宅建は,何と言っても紙文書を読む極めてアナログ性の強い試験ですから…。

平成19年5月追記



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