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カンニング

1月下旬に実務講習の教材が配布され、それに基づき勉強を始めた去年の合格者が多いようです。
 
宅建試験は、合格しても実務経験が2年未満の人は、大臣指定の講習を受けないと主任者登録できません。
そのための講習が実務講習です。
 
連続2日間のスクーリングの他に、期間中、演習問題と総合試験問題の提出が義務付けられます。
これらの問題は、自力で解答し郵送で提出するものです。
 
教材をちゃんと勉強すれば満点が取れる問題なのに、不安なのでしょうか。
他の人から答えを教えてもらって安心する人もいるようです。
ネット社会、特に掲示板が、この「カンニング」を益々助長してます。
 
私は、こういう 「汚いこと」 「せこいこと」には、いっさい手を貸せません。
有料教材を買ってくれた人に対しても同じです。
 
主義主張に合わない。
これが理由です。
 
私は、粗(そ)にして野(や)だが卑(ひ)ではない!
また言ってしまった!

平成16年2月10日(火)記



そもそも「せこいこと」を助長するシステム自体が疲弊しています。
実務講習は昭和63年から導入されましたが、当時はパソコンなんて普及していなかったです。
「受講者ごとにランダムに演習問題を変える」なんて、パソコンが最も得意とすることなのにね。

平成17年1月追記

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