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宅建講師の試験会場潜入記

宅建倶楽部では問題をもらうためだけに、毎年宅建試験を受けます。

2004年(平成16年)年は3名が受験し、全員が白紙答案を提出してきました。
平均点を下げる効果有るかな?(笑)
 
スタッフと軽く打ち上げをやって、迷物講師は、いま帰宅しました。
  
2004年(平成16年)年は、2つの実験をしました。
 
(1)

最近本試験会場に受験者を結構ギューギューに詰め込む傾向があるので(特に大都市圏)、カンニングがどのくらい可能なのかを、この迷物講師自身が試して来ました。

裸眼視力0.1、矯正視力1.0の私でさえ、斜め右前の人のマークシートが丸見え。
通路を隔てた斜め左前の人のも同じように丸見え。

やる気なら、50問全部を、20分もあれば、怪しまれずに写せるでしょう。

これなら、全然勉強しなくても合格しちゃう人が、全国で100人や200人出てもオカシクないと思い、ゾッとしました。

試験実施団体には強く改善を望みます。
 
(2)

マークシートの実物を手に入れたかったので、潜入させたスタッフに私は受験を放棄したので解答用紙を持ち帰ります!と申し出てみろと命じました
私が直接やるとヤバイので(笑)。

結果はノーでした。

「法的根拠まで尋ねろ」と、あらかじめセリフまで教えておいたので、周辺情報は結構集まったけど、解答用紙の持ち帰りは不可、という結論になりました。

試験を監督する人には試験監督員試験監督補助員がいます。

前者は、壇上で注意事項等を説明する、その教室の責任者(宅建業協会から派遣された不動産屋さん等)、後者は解答用紙を配ったり集めたりする人(アルバイトの学生等)です。

両者とも、本試験の前に「試験監督員会議」および「試験監督補助員会議」で良く訓練されているので、上のような申出にもタジログことは全然なかったそうです。


2004年10月17日(日)記
2023年11月16日(木)追記



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