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業界を斬る
過去問解説集への嘆き
5問免除者も含め、宅建受験者全員が避けて通れないものに,「不動産の鑑定評価」の問題があります。
2004年(平成16年)は[問29]で出題されました。
「正しいものはどれか」という問題で、こんな問題が正解肢でした。
『不動産鑑定評価基準にいう
「特定価格」とは、
市場性を有する不動産について、法令等による社会的要請を背景とする評価目標の下、正常価格の前提となる諸条件を満たさない場合における不動産の経済価値を適正に表示する価格をいう。』
この問題に対する各社の解説は、次の通りです。
(A社の解説)
正しい。正解。
「特定価格」とは、
市場性を有する不動産について、法令等による社会的要請を背景とする評価目標の下、正常価格の前提となる諸条件を満たさない場合における不動産の経済価値を適正に表示する価格をいう。
(B社の解説)
正しく、正解。
「特定価格」とは、
市場性を有する不動産について、法令等による社会的要請を背景とする評価目標の下、正常価格の前提となる諸条件を満たさない場合における不動産の経済価値を適正に表示する価格をいう。
C社・D社も、まったく同じでした。
こんな解説じゃ絶対ダメなんだよ、助けて~!
この問題の出題意図は、「正常価格」「限定価格」「特定価格」「特殊価格」の違いを知ってるか?にあります。
だから、この四者(「正常価格」「限定価格」「特定価格」「特殊価格」)を比較できるような過去問解説じゃないと、受験者が可哀そう~!
2005年07月01日(金)記
2009年09月14日(月)追記
2023年11月16日(木)追記
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