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平成23年度宅建試験のチョットした裏話

きのう6月3日(金)に,今年の宅建試験の正式日程等が発表され,官報でも公告されました。

それで思い出したことを二つ書きます。

(1)今年の受験申込者は20万人か?

試験実施機関は,平成23年度の受験申込者を20万人と見込んでいます。

去年の申込者は22万8千人だったので,試験実施機関は,申込者が2万8千人も減少すると踏んでいるわけです。

なお,実受験者は申込者の8割が通例なので,平成23年度の実受験者は16万人程度になるかも知れません。だとすると,実際の受験者は去年(18万6千人)より2万6千人も減少することになります。

しかしこのことは,宅建試験が合格しやすくなることを意味しません。
合格者も減る可能性が高いからです。

(2)試験問題等作成費は一人当たり178円

試験実施機関は,平成23年度の「試験問題等作成費」として,3,560万円の予算を計上しています。

3,560万円を20万人で割ると,一人当たりの試験問題等作成費は178円になる計算です(ちなみに受験料は一人7千円)。

これが儲かる商売かどうかは,ここでは論評しません。

(3)

首都圏でも放射能にやられている所がボチボチ出始めていますね。
なにかと暗い世相,茶飲み話にでもなれば幸いです。

今回のタイトルは「チョットした裏話」となっていますが,すべて試験実施機関自身がネット上で公開している情報を元に書きました。


平成23年6月4日(土)記


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